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職人からのラブレターソックス誕生物語
はじめまして。 私達はワシオ株式会社で編み機のエンジニアとして働かせていただいている林口🔵と髙橋🔴と申します。会社の中ではぐっちーといっちゃんと呼ばれています! まずは簡単に私達についてお話させてください。 ・自己紹介編 🔴私(いっちゃん)は、結構長めのギャルっぽいネイルをしていて、休みの日は絶対にどこかに出かけ、洋服が好きで、年に何回か仲の良い友達と飲んで騒いでする旅行に行くのが楽しみな割と元気な方かな?って感じの年相応な女の子だと思っています。笑 そんな私が、今現在どうして毎日ほこりや鉄粉を吸い込んで、鼻の中を真っ黒にさせながら、エンジニアとして働いているかとお話すると、私は幼い頃からの夢であったアパレルデザイナーを目指し、高校卒業後、服飾専門学校に通っていましたが、在学中にニット専門のニットコースに入ったことをきっかけに、自分の手で物を作る楽しさや機械編みの魅力、地道な作業を繰り返し、作品が完成した時の達成感、そして、卒業式の時にニットコースの全学年の先生からも怖がられるような厳しい担任の先生の方に髙橋さんが一番ニットコースで優秀だったと称されたことが嬉しくて、そんな尊敬する先生に褒めていただいた物作りの楽しさやニットの知識を忘れていくことが、とても怖くてもったいない気がして、一度はデザイナー兼企画職として就職をしましたが、ニットの物作りがしたいと思い、求職をしていたら、地元である加古川でニット工場があることを知り、自分の手で何もかもできる事にワクワクし、ワシオ株式会社に2023年に就職させていただきました。 🔵僕(ぐっちー)は、2022年にワシオに新卒で就職をしました。髙橋さんとは違い、僕はめちゃくちゃ文系育ちの人間です。機械なんて触ったこともなければ近くで見たこともなく、幼少期は自然の中でショウリョウバッタを片手で鷲掴みしては母に見せて驚かせていました。 友人と鬼ごっこなどで遊ぶこともありましたが、基本的には家で一人で絵を描いているか、レゴブロックをしているか、ウルトラマンの怪獣のソフビで遊んでいるかの人生でした。ある程度成熟した年になっても、根底の趣味趣向は変わらずに手遊びだったものがキーボードになり、パソコンの画面でモノづくりをして遊んでいました。 大学3回生のコロナ禍、「就活するか...」と死んだメンタルを叩き起こすも、外に出ることができず、誰の助けもない中で、当時は精神的にも不安定で正常な判断ができていませんでした。 就活の為の対策についても、周りが見えなくなっていた僕は、家に籠って自己分析ノートをひたすら書いていました。ノートに向き合っている時間が一番安心できた瞬間だったため、無我夢中でノートに書き込んでいると、自己分析ノートが35冊できたのを覚えています。いろいろと自身の過去と未来に向き合った結果、「やっぱりモノづくりを仕事にしたい」と思うようになりました。正直自己分析以外にもっとやるべきことがあったと思います(ガクチカとか、自己PRの練習とか...)ただ今となっては一番入社したかった会社に入れたのでよかったなと思っています。 モノづくりという漠然とした感情を仕事にしたいと思ったのは、一人遊びメインの人生を生きている中で、母や父に自分が作ったモノをプレゼントしたり、友人に中学高校の工芸の授業で先生にばれないようにこそっと作ったオリジナルのものをプレゼントしたときの反応を見るのが好きだったからだと思います。 求人サイトを見ていると過去の求人にワシオ株式会社がありました。どうやら”もちはだ”という商品を作っている会社らしい...と思ったときに、子供の頃の記憶がフラッシュバックしました。 「”もちはだ”って昔、テレビで千原ジュニアさんがおススメって仰ってたやつ??」 ワシオ株式会社が”もちはだ”を作っていることを知ると同時に、この会社の技術の唯一無二な魅力と、完全に独自のノウハウによってつくられる編機の魅力に一目ぼれし、「ここで働きたい」と思いました。大学のキャリア支援センターに駆け込んでみっちり修行を受けたのち、がちがちに緊張してこわばった顔面を面接で披露した結果、現社長に”内定”を頂きまして、今ここで働かせていただいています。 私達の軽い自己紹介を見ていただいた通り、生い立ちに何かしらの共通点もなく、性格も趣味も真逆で、ワシオでは珍しく年が若く、近いというだけの先輩後輩の関係です笑 そんな私達がどういう経緯で"もちはだ"の新商品「ラブレターソックス」を作ることになったのかを少しだけ長くなるかもしれませんが、この場を借りてお伝えしたいと思います。 ・はじめにワシオ株式会社について ワシオ株式会社は、"もちはだ"という商品を作っています。簡単に説明しますと。靴下編機が昔、日本にやってきて、最終的に庶民の手にも靴下編機がいきわたるのですが、その時の編み機が「B式靴下編機」です(諸説あります)。このB式靴下編機が改良によってK式靴下編機に進化します。めちゃくちゃ簡単に言うと、「BからKになったことで、できなかったことができるようになった」ということです。つまり上位互換です。このK式靴下編機が進化して様々な編機へと変貌を遂げます。 「じゃあ"もちはだ"って何の機械作っているのか?」 "もちはだ"は、みんながK式でワイワイしているなか、なぜかB式靴下編機を引っ張り出して自分好みに改造して「もちもち」した「あったかい」生地を編めるようにしたのが、"もちはだ"の編機の発祥です。 つまり、"もちはだ"の機械はワシオ株式会社にしかなく、この機械を作れる人はワシオ株式会社にしかいない、ワシオ株式会社だけの”ものづくり”がここにはあります。 ・なぜ、私達が新商品を作ることになったのか 私達は、機械設備課の職人と呼ばれ、私達を含めた計四人で構成されています。 実は、私達は自分自身のことを職人と呼ぶことも、周りから若手職人だと囃し立てられ、呼ばれることにもすごく違和感があります。 理由は、入社して2年や3年で何をもって職人だ?と思うからです。 確かに機械修理やサンプル作り等も徐々にこなしていって、習得していますし、それをワシオ内でもほぼこの四人しかできないことなので、その点だけを見ると職人だと思われるのかもしれません。 私達には上司がお二人いますが、私達が就職するまでほぼお二人だけでワシオの機械の開発、修理を行いワシオの”ものづくり”を守ってこられました。大ベテラン職人のお二人でさえもワシオの扱うB式編機は、正解やマニュアルがないから20年以上働いていても、まだわからないこともあるとおっしゃっています。 このお二人を前にして自分たちも職人だと胸を張るにはまだまだひよっ子で程遠いです。 そんな思いを胸に日々を過ごしていたら、ある日突然部長の方に私達が呼ばれ、集まると、 🟢部長さん「Makuakeのプロジェクトで今までのワシオにはない全く新しい靴下を二人で作ってほしいねんけど、もろもろの事情で期限は1ヶ月でお願いできない?」...
職人からのラブレターソックス誕生物語
はじめまして。 私達はワシオ株式会社で編み機のエンジニアとして働かせていただいている林口🔵と髙橋🔴と申します。会社の中ではぐっちーといっちゃんと呼ばれています! まずは簡単に私達についてお話させてください。 ・自己紹介編 🔴私(いっちゃん)は、結構長めのギャルっぽいネイルをしていて、休みの日は絶対にどこかに出かけ、洋服が好きで、年に何回か仲の良い友達と飲んで騒いでする旅行に行くのが楽しみな割と元気な方かな?って感じの年相応な女の子だと思っています。笑 そんな私が、今現在どうして毎日ほこりや鉄粉を吸い込んで、鼻の中を真っ黒にさせながら、エンジニアとして働いているかとお話すると、私は幼い頃からの夢であったアパレルデザイナーを目指し、高校卒業後、服飾専門学校に通っていましたが、在学中にニット専門のニットコースに入ったことをきっかけに、自分の手で物を作る楽しさや機械編みの魅力、地道な作業を繰り返し、作品が完成した時の達成感、そして、卒業式の時にニットコースの全学年の先生からも怖がられるような厳しい担任の先生の方に髙橋さんが一番ニットコースで優秀だったと称されたことが嬉しくて、そんな尊敬する先生に褒めていただいた物作りの楽しさやニットの知識を忘れていくことが、とても怖くてもったいない気がして、一度はデザイナー兼企画職として就職をしましたが、ニットの物作りがしたいと思い、求職をしていたら、地元である加古川でニット工場があることを知り、自分の手で何もかもできる事にワクワクし、ワシオ株式会社に2023年に就職させていただきました。 🔵僕(ぐっちー)は、2022年にワシオに新卒で就職をしました。髙橋さんとは違い、僕はめちゃくちゃ文系育ちの人間です。機械なんて触ったこともなければ近くで見たこともなく、幼少期は自然の中でショウリョウバッタを片手で鷲掴みしては母に見せて驚かせていました。 友人と鬼ごっこなどで遊ぶこともありましたが、基本的には家で一人で絵を描いているか、レゴブロックをしているか、ウルトラマンの怪獣のソフビで遊んでいるかの人生でした。ある程度成熟した年になっても、根底の趣味趣向は変わらずに手遊びだったものがキーボードになり、パソコンの画面でモノづくりをして遊んでいました。 大学3回生のコロナ禍、「就活するか...」と死んだメンタルを叩き起こすも、外に出ることができず、誰の助けもない中で、当時は精神的にも不安定で正常な判断ができていませんでした。 就活の為の対策についても、周りが見えなくなっていた僕は、家に籠って自己分析ノートをひたすら書いていました。ノートに向き合っている時間が一番安心できた瞬間だったため、無我夢中でノートに書き込んでいると、自己分析ノートが35冊できたのを覚えています。いろいろと自身の過去と未来に向き合った結果、「やっぱりモノづくりを仕事にしたい」と思うようになりました。正直自己分析以外にもっとやるべきことがあったと思います(ガクチカとか、自己PRの練習とか...)ただ今となっては一番入社したかった会社に入れたのでよかったなと思っています。 モノづくりという漠然とした感情を仕事にしたいと思ったのは、一人遊びメインの人生を生きている中で、母や父に自分が作ったモノをプレゼントしたり、友人に中学高校の工芸の授業で先生にばれないようにこそっと作ったオリジナルのものをプレゼントしたときの反応を見るのが好きだったからだと思います。 求人サイトを見ていると過去の求人にワシオ株式会社がありました。どうやら”もちはだ”という商品を作っている会社らしい...と思ったときに、子供の頃の記憶がフラッシュバックしました。 「”もちはだ”って昔、テレビで千原ジュニアさんがおススメって仰ってたやつ??」 ワシオ株式会社が”もちはだ”を作っていることを知ると同時に、この会社の技術の唯一無二な魅力と、完全に独自のノウハウによってつくられる編機の魅力に一目ぼれし、「ここで働きたい」と思いました。大学のキャリア支援センターに駆け込んでみっちり修行を受けたのち、がちがちに緊張してこわばった顔面を面接で披露した結果、現社長に”内定”を頂きまして、今ここで働かせていただいています。 私達の軽い自己紹介を見ていただいた通り、生い立ちに何かしらの共通点もなく、性格も趣味も真逆で、ワシオでは珍しく年が若く、近いというだけの先輩後輩の関係です笑 そんな私達がどういう経緯で"もちはだ"の新商品「ラブレターソックス」を作ることになったのかを少しだけ長くなるかもしれませんが、この場を借りてお伝えしたいと思います。 ・はじめにワシオ株式会社について ワシオ株式会社は、"もちはだ"という商品を作っています。簡単に説明しますと。靴下編機が昔、日本にやってきて、最終的に庶民の手にも靴下編機がいきわたるのですが、その時の編み機が「B式靴下編機」です(諸説あります)。このB式靴下編機が改良によってK式靴下編機に進化します。めちゃくちゃ簡単に言うと、「BからKになったことで、できなかったことができるようになった」ということです。つまり上位互換です。このK式靴下編機が進化して様々な編機へと変貌を遂げます。 「じゃあ"もちはだ"って何の機械作っているのか?」 "もちはだ"は、みんながK式でワイワイしているなか、なぜかB式靴下編機を引っ張り出して自分好みに改造して「もちもち」した「あったかい」生地を編めるようにしたのが、"もちはだ"の編機の発祥です。 つまり、"もちはだ"の機械はワシオ株式会社にしかなく、この機械を作れる人はワシオ株式会社にしかいない、ワシオ株式会社だけの”ものづくり”がここにはあります。 ・なぜ、私達が新商品を作ることになったのか 私達は、機械設備課の職人と呼ばれ、私達を含めた計四人で構成されています。 実は、私達は自分自身のことを職人と呼ぶことも、周りから若手職人だと囃し立てられ、呼ばれることにもすごく違和感があります。 理由は、入社して2年や3年で何をもって職人だ?と思うからです。 確かに機械修理やサンプル作り等も徐々にこなしていって、習得していますし、それをワシオ内でもほぼこの四人しかできないことなので、その点だけを見ると職人だと思われるのかもしれません。 私達には上司がお二人いますが、私達が就職するまでほぼお二人だけでワシオの機械の開発、修理を行いワシオの”ものづくり”を守ってこられました。大ベテラン職人のお二人でさえもワシオの扱うB式編機は、正解やマニュアルがないから20年以上働いていても、まだわからないこともあるとおっしゃっています。 このお二人を前にして自分たちも職人だと胸を張るにはまだまだひよっ子で程遠いです。 そんな思いを胸に日々を過ごしていたら、ある日突然部長の方に私達が呼ばれ、集まると、 🟢部長さん「Makuakeのプロジェクトで今までのワシオにはない全く新しい靴下を二人で作ってほしいねんけど、もろもろの事情で期限は1ヶ月でお願いできない?」...
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